[5/31] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「アジサイの名所は全国にいろいろあるんですけれども、
 その中でも古都鎌倉にあるアジサイ寺とも呼ばれている
 明月院があるんですって。
 今日はそのお話をしたいと思います。」

アジサイの季節になると北鎌倉にある名月院の境内には
約2500株、すごいですね、
2500株のアジサイが咲き誇り、
たくさんの見物客でにぎわいます。

名月院を飾るアジサイは戦後まもなく植えられました。
そうやって丹精込めて育てられたアジサイは
きれいに花を咲かせて、昭和40年代の初めに
アジサイ寺という名前がつけられたんだそうです。

本道の名前もアジサイの漢字「紫陽花」にあやかって
「紫陽殿」と書いて「しようでん」
というふうに言うそうです。

この名月院のアジサイは古くから日本にある
ヒメアジサイという種類だそうです。
花の色は淡い青色からだんだん濃い青色に
変わっていくそうです。
ヒメアジサイを植えた理由は
鎌倉の空や海と同じ色だからなんだそうです。

そして、鎌倉には他にもアジサイの名所があります。
それは成就院で、江ノ電の極楽寺の駅から歩いて
5分ぐらいのところにあります。

参道の両側にはたくさんのアジサイが植えられていて
きれいな花を咲かせます。
そのアジサイの花越しに由比ヶ浜海岸が望めるそうです。

「きれいなんだろうなぁ」

このように鎌倉は、これからの時期
たくさんのアジサイの花が咲き誇って、
それを見にたくさんの方が訪れるそうです。

「私は鎌倉というとあまり見に行った記憶がないというか、
 ご飯を食べにね、よく行くお店がありましてね、
 そんなときに鎌倉に行ったことはあるんですけれども、
 このアジサイの時期にアジサイを見にね、
 名月院とか成就院に行ったことっていうのはないんですよ。

 行った方の話によりますと、
 よく晴れた日にアジサイを見に訪れるよりね、
 小雨模様が素敵だそうですよ。
 晴れた太陽よりちょっと小雨みたいな、
 そういうのが似合うんだそうです。

 なんかね、雨だとついつい出かけるのが
 億劫になりますけれども、
 鎌倉にアジサイを見に行くっていうときは
 ぜひちょっと小雨模様の日を選んで
 たくさんのアジサイを見に行っていらして
 いただければなぁと思います。」

<明月院~鎌倉史跡散策~>

<成就院のHP>

[5/30] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「アジサイは神奈川県の相模原市や
 千葉県の習志野市や松戸市、
 そして神戸市や福井市、長崎市などの
 市や町の花として指定されています。
 そんな中、長崎ではアジサイのことを
 ある女性の名前にちなんで呼ぶことがあるそうです。
 どんなふうに呼ぶのでしょうか?」

長崎ではアジサイの花を「オタクサ」とか
「お滝さん花」と呼ぶんだそうです。
このお滝さんというのが女性の名前なんですね。

このお滝さんという方は鎖国時代だった江戸時代、
長崎の出島にやってきた医者のシーボルトの
日本での奥様の名前だったんです。

シーボルトは日本の自然や文化などの研究をしては
ヨーロッパに紹介をしていました。
そんなある日、シーボルトは日本で生まれたお花
アジサイが気に入って、『日本植物誌』という本に
何種類ものアジサイを紹介しました。

その中でも特に青く大きな花を咲かせるアジサイのことを
学名で「オタクサ」というふうに紹介したんだそうです。
このオタクサというのがお滝さんのことだったんですね。

シーボルトがドイツに帰国するときに
幕府で禁じられていた日本地図を
海外に持ち出そうとした疑いで国外追放になってしまって、
そのお滝さんと幼い娘さんとは
離れ離れの生活になってしまったんです。

ちなみに、その長崎にはシーボルトが開いたという
西洋の学問を学ぶ塾、鳴滝塾の跡地があり、
これは診療所も兼ねていたそうなんですけれども、
そこの跡地にはたくさんのアジサイが植えられているそうです。

「こういう逸話が長崎には残っているんですけれども、
 アジサイを長崎の方はあれなのかな、
 パッて見たときに『あぁ、きれいなオタクサね~』とか
 『あぁ、きれいなお滝さん花だね~』って
 いうふうにお話をされるんでしょうかね。
 ぜひ私も、長崎には行ったことないんですけれども、
 行く機会があってきれいなアジサイを見たらぜひ
 『あっ、きれいなお滝さん花だね』なんて
 さらっとそういうふうに呼んでみたいな、
 なんてちょっと思ったんですけれども。
 みなさんもちょっと心に留めておいてください。」

<あぢさゐ~万葉の花とみどり~>

[5/29] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「古くは奈良時代、万葉集にも
 アジサイを詠んだ歌があります。
 今日はそのお話をします。」

万葉集にはアジサイを詠んだ歌が2つあります。
まずは、大友家持が詠んだ歌です。


 言問はぬ 木すら あぢさゐ 諸弟らが
 練りの むらとに 詐えけり


意味は、

物を言わない木でさえも
アジサイのようにきれいに見せようとしています。
でも、あなたはそれ以上に言葉をあやつる男たちの
上手な言葉にすっかりだまされましたね。

という意味なんだそうです。

「ねぇ、奈良時代からこういうことあったんですね」

そして、もう1つが橘諸兄の歌です。


 あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを
 いませわが背子 みつつ偲はむ


意味は、

アジサイの花が何重にもわたって咲くように
いつまでも元気で栄えてください。
そんなあなたのことを見守り続けています。

ということです。

もともとアジサイを漢字で書きますと
「紫陽花」と書きますけれども、
どうして「紫陽花」とこの漢字が
使われるようになったのかと言いますと、
それは平安時代の学者の源順(みなもとのしたごう)の
勘違いからだったんだそうです。

当時の中国、唐の詩人、白楽天の詩の中に
この「紫陽花」と書く花の名前を見つけて
この漢字をアジサイの漢字にしようと
いうことにしたんだそうですが、
実はこの唐の詩人の白楽天さんは
全く別の花のことを示していて、
日本のアジサイではない「紫陽花」という花が
当時唐にあったみたいなんです。
その勘違いからこの日本のアジサイの漢字が
「紫陽花」になったということです。

「昔よく私がちっちゃい時は、神戸ですけども
 通学路なんかでよく見かけた
 アジサイなんですけれども、
 最近街を歩いていて見当たらなくないですか?
 東京のほうではなかなか見かけないんですけれども、
 あんなにたくさんいたカタツムリは
 いったいどこ行っちゃったのかなって
 梅雨がくるたびに思うんですけれど、
 そんな思いにふけることはないでしょうか?」

<アジサイ(紫陽花)の万葉歌 二首のしおり>

[5/28] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「北海道を除くと梅雨の季節があります。
 今年も梅雨の季節を迎えますね。
 そんな雨の風景に似合う花といえば
 アジサイ(紫陽花)を思い浮かべる方が
 多いのではないでしょうか?
 そこで今週はアジサイのお話をしたいと思います。」

梅雨から夏にかけて咲くアジサイですけれども、
アジサイには大きく分けて、
日本で生まれたヤマアジサイ(山紫陽花)というのと
海外で生まれたセイヨウアジサイ(西洋紫陽花)
というのがあります。
ヤマアジサイはガクアジサイ、
セイヨウアジサイはハイドランジアとも呼ばれています。

アジサイは青、白、ピンク、紫、赤など
いろいろな色がありますけれども、
日本本来のアジサイというのは
青色からスタートしているんです。

アジサイについてよく言われている
土の性質、PH濃度によって
酸性だと青くなって、アルカリ性だと赤くなる
ということですけれども、
日本の土というのはもともと酸性なんだそうです。
なので、日本に昔からあるアジサイというのは
青なんだそうです。

幕末から明治のころ来日したヨーロッパの人々が
初めて見たアジサイの美しさに感動して
アジサイを持ち帰ったんだそうです。
それで改良されて色とりどりの
セイヨウアジサイが誕生しました。

ヨーロッパは土の性質がアルカリ性なんだそうで、
同じ地球でも違うんですね。
青かった花も次第に赤くなっていったんですね。

そして、その後セイヨウアジサイが日本に逆輸入されて
今では日本でも人気の品種になっているということです。

ヤマアジサイがシンプルで落ち着いた雰囲気なのに対して、
セイヨウアジサイは色とりどりで華やかな雰囲気ですね。
形も違うし、すごい華やかです。

「もうぜひね、お花屋さんでね、
 アジサイを見かけたらぜひ見比べてみてください。
 セイヨウアジサイに比べて日本のアジサイってね、
 憂いを帯びててぜんぜん雰囲気違うんですよね。

 もう皆さんもよくご存知だと思うんですけれども、
 今日はね、アジサイのお花というふうに
 ご紹介していますけれども、
 アジサイの花びらのように見えているのは実はがくでね、
 実際本来の花っていうのはあるんですけれども、
 そのがくに囲まれているように
 アジサイのあのパーッと華やかな花束のね、
 中心にちっちゃくちっちゃくパーッて咲いていて
 目立たないんですけれども、あるんですよ。
 ぜひ見てみてあげたらちっちゃくてかわいいんですけれども、
 アジサイの花っていうのはがくだっていうことなんです。
 今回はアジサイの花としてご紹介しています。」

<アジサイの写真~Botanical Garden~>

↑ アジサイの花の写真もありますよ~ (^o^)/

[5/25] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「お味噌汁に入れる具は旬の野菜とか
 キノコとかワカメとか、
 まぁいろいろね、ありますけれども、
 一般的に人気の具っていうのは何でしょうか?
 今日はそのお話です。」

お味噌汁の会社などいろいろなところで
好きなお味噌汁の具というアンケートをとりますと、
人気のベスト3というのは
どれもだいたい同じなんだそうです。

ベスト3はお豆腐、ワカメ、油揚げなんだそうです。

「おいしそうですね。
 これを全部、まさか3つ一緒に入れる
 ということなんでしょうか?
 そういうことではないと思うんですけれども。
 一番最初のほうにお話した古代のおみおつけ風のね、
 食べるお味噌汁にしたければ
 お豆腐、ワカメ、油揚げ入れても
 おいしいんじゃないかと思いますけれども、
 別々でもおいしいと思いますけれども(笑)。

 みなさんのお宅ではどんな具でお味噌汁を
 お作りになっているでしょうか?

 私は変わり種でお話しますと
 セロリの葉っぱで作るお味噌汁というのが
 けっこう好きなんですけどね。

 どういうふうに作るかというと、
 まずセロリの葉っぱの茎の部分ありますよね、
 半分から上です。
 あの部分を葉っぱと茎と細かく切って
 それをまず塩もみします。
 ギュッ、ギュッ、ギュッって。
 で、その塩もみしたままお湯の中に入れて
 さっと下茹でをします。
 それでちょっと水で洗ってね、ギュ~って絞って、
 それをダシとお味噌をといたお味噌汁の
 中に入れるんですけれども。

 みなさんが想像しているような
 セロリのにおいっていうんですか、
 臭みってありますよね、苦手な。
 あれがなくてですね、いい香りだけが残って、
 あとシャキシャキ感も残っていてね、
 非常においしいお味噌汁になります。
 ぜひセロリの葉っぱって余りがちですけれども、
 もし余ったときはお味噌汁なんかに
 してみたらいかがでしょうか。

 あとね、うちの旦那さんが大好きだと
 言ってくれるお味噌汁で、
 白味噌、西京味噌で作るお味噌汁なんですけど、
 ジャガイモと油揚げのお味噌汁です。

 これはね、お味噌汁がジャガイモのでんぷんで
 ドロドロににごらないように
 ジャガイモは別で下茹でします。
 そして油揚げも別に油抜きをして、
 それで西京味噌で作ったお味噌汁に加えるんですけども、
 これもね、何て言うんでしょう、この油揚げの油感と
 ジャガイモのホクホク感がね、たまらなくおいしくて
 甘いお味噌の感じで、これもぜひおすすめです。
 チャレンジしてみていただけたらと思います。

 そんなわけで今週はお味噌汁のお話をしましたけれども、
 いかがでしたでしょうか。」

<お味噌汁のアンケート~東京電力TEPORE(テポーレ)~>

<お味噌汁~クックパッド~>

[5/24] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「お味噌の原料は大豆ですけれども、
 お味噌の中には大きく分けて3種類、種類があります。
 米味噌、麦味噌、豆味噌っていうものです。
 昨日は米味噌の中のいろいろな種類の
 お味噌のお話をしましたけれども、
 今日は麦味噌と豆味噌のお話をしたいと思います。」

全国のお味噌の生産量の約8割は
米味噌だというお話を昨日しましたね。
蒸し煮にした大豆に米麹とお塩を混ぜて
発酵させて熟成させたものです。

これに対して米麹じゃなくて大麦とか裸麦の
麦麹を加えたものが麦味噌ということです。
農家など自家用として作られたものが多くて、
その土地で作られる麦を使っていらっしゃいます。
別名田舎味噌とも呼ばれています。

「なんとなく想像つきますよね。
 田舎味噌って聞いたことありますもん。」

この麦味噌にも種類がありまして、
甘口味噌・淡色というのがあって
これは主に九州とか中国地方で作られているそうです。
博多麦が原料で色の特徴は淡い色と赤い色があって
熊本や鹿児島県産のものは色が淡いものが
多いということなんですね。

辛口味噌・赤っていうのもあります。
麦麹の歩合が比較的少なくて
辛口で長期熟成したものと言われています。
色が光沢のある赤色をしていて
西日本以外にも北関東で大麦を原料とした
麦味噌が作られているそうです。

そして、お米とか麦を使わずに
大豆だけを原料として作られたお味噌というのがあって、
それが豆味噌、3つ目の豆味噌です。
色は濃い赤色で、米味噌とか麦味噌のような
酵母が発酵した香りが少なくて、
濃厚なうまみと渋みを持っています。
東海地方などで作られていて、
よく聞く八丁味噌が代表的なんだそうです。
八丁味噌は豆味噌だったんですね。

「でね、赤だしってもともとは豆味噌で作った
 お味噌汁のことを言うそうなんですが、
 今の赤だし味噌っていう名前で
 売られているものっていうのは
 豆味噌を主原料にして米味噌と調味料を調合した、
 配合したものなんですって。
 だから、本来の豆味噌だけで赤だしを作ってみると
 おいしいのかなぁ。
 昔からの赤だしっていう味をいただけますね。
 今度作ってみようなんて思いました。」

<味噌の種類~体にやさしい発酵食品~>

[5/23] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「お味噌汁といえばお味噌ですよね。
 お味噌の種類だけお味噌汁の種類もあると
 いうわけなんですけれども、
 今日はそんないろいろなお味噌の
 お話をしたいと思います。」

お味噌の原料は大豆ですけれども、
お味噌を作るときに使う麹の種類や量などによって
お味噌の味とか色が変わってきます。

大きく種類に分けると
米味噌というのがありますけれども、
米味噌は蒸し煮にした大豆に米麹と塩を加えて
それを発酵させて熟成させたものです。

全国の生産量の約8割が米味噌です。
日本のほとんどの地域で作られていて
地域の環境とか伝統の違いで
米麹の割合とかお塩の加減によって
色とか味などが違うさまざまな種類のものが
できあがっているということです。

米味噌の中には、例えば甘味噌・白があります。
米麹の量が多いために香りが引き立ち
上品な甘みに仕上がります。
塩分が少ないので短期熟成型で
色はごく淡いクリーム色、
西京味噌なんかが代表的な
甘味噌・白という種類の白味噌です。

そして甘味噌・赤というのがあります。
これは赤褐色で光沢があり
同じ甘味噌の白いものよりも甘みが濃いのが特徴で
東京の江戸甘味噌というのが有名だそうです。

そして、甘口味噌・淡色という種類があります。
これは甘みと塩辛味の両方を持つ淡い黄色のお味噌です。
静岡とか九州が主な産地なんだそうです。

そして甘口味噌・赤。
これは同じ甘口の味噌でも米麹の歩合が高くて、
発酵期間が長いので発酵の香り豊かな味わい
というのが特徴だそうです。
これは徳島の御膳味噌というものが有名なんだそうです。

そして、辛口味噌・淡色。
これは信州味噌が有名で、
発酵時に乳酸菌が多いためにほのかに酸味のある香りで
色は薄めの山吹色なんだそうです。

そしてそして、辛口味噌・赤というのがあります。
これは日本の代表的な米味噌で、
こちらは津軽味噌とか秋田味噌とか仙台味噌
などがあるそうです。

「この米味噌だけでこんなに種類ありますからね、
 全国の生産量の8割が米味噌というのは
 よくわかりますけれども。
 明日もね、お味噌のお話したいと思うんですけれども、
 米味噌以外のお味噌の種類のお話をしたいと思います。」

<味噌の種類~太田屋醸造~>

[5/22] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「お味噌汁のことをご年配の方は
 おみおつけと呼ぶことがありますが、
 おみおつけにはどんな意味があるのでしょうか?」

おみおつけを漢字で書くと、
いくつかの諸説がありますけれども
昔から言われているのは、

 御実御汁食

の漢字5文字です。

「御実(おみ)」は中の具を示します。
「御汁(おつ)」というのはお汁の部分を表し、
最後の食べる、「食」は「け」と読むんだそうです。

「おみ・おつ・け」、これは古代の
呼び名なんだそうですけれども、
お汁の上に具がくるように
お味噌汁の汁の上まで何種類もの具をたくさん
入れるものだったんだそうです、昔のおみおつけは。

よくお味噌汁を飲むというふうに言いますけれども、
実際には飲むというものではなくて
食べるものとして考えられていたそうです。

「実の三種は身の薬」という言葉があります。
最初の「み」というのはさっきのおみおつけの「実」です。
そして2つめの「み」は体の「身」です。
最初の「実」というのはお味噌汁に入れる具のことで、
2つめの「身」はそれを食べる人の健康を表します。

「実の三種は身の薬」というのは
3種類以上の実、具を入れたお味噌汁は
それを食べる人の健康のもとになりますという意味です。
この言葉は古くから母から娘に語り継がれています。
家族の健康を願い、お味噌汁の様々な効果を
娘に伝授したものなんだそうです。

お味噌汁に入れる具は旬のお野菜だったり
きのこやわかめなど山の幸海の幸なんですね。
お味噌汁に具をたくさん入れると
栄養効果が高まることを昔の人は経験から知っていて、
それを「実の三種は身の薬」って言うんだよ
という言葉で言い継がれているんだそうです。

「私お味噌汁作るのが実は大好きで、
 どんな具を使ってどんなお味噌を使って作るのか
 っていうのを考えるのがすごく楽しくて仕方ないんですよ。
 なので、たぶん、よく『得意料理は何ですか?』
 って聞かれることが多いんですけど、
 そうやって考えてみるとお味噌汁なのかな~
 なんて思うぐらいいろんなお味噌といろんな具で作ります。
 そんなお話もおいおい含めまして
 また明日お会いしたいと思います。」

<味噌汁~日本文化いろは事典~>

[5/21] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「最近朝食はパンという方が
 増えているそうなんですけれども、
 『やっぱりご飯にお味噌汁が好きなのよね~』
 って方もいらっしゃいますよね。
 私たち夫婦は必ず後者です。
 そんなわけで、今週は
 お味噌汁のお話をしたいと思います。」

お味噌汁は古くから日本の食卓には
欠かせない食べ物ですね。

お味噌には健康に効果のあることが
数多くの研究でわかっています。
悪玉コレステロールの増加は
さまざまな病気を引き起こす原因と
いうふうに言われてますけれども、
大豆には悪玉コレステロールの増加を
防ぐ成分がたくさん含まれています。

例えばリノール酸。
血液の中のコレステロールを排泄させる機能があります。

植物ステロールは腸からコレステロールが
吸収されるのを抑える働きがあります。

そして、ビタミンEには
体内物質の酸化を防ぐ働きがあります。

その他、食物繊維とか大豆サポニンは
血液中のコレステロールを低下させる作用があり、
このような様々な成分がお味噌の中には
含まれているんですね。

他にも血液を作る働きを持つビタミンB12とか
体の中を酸素がいきわたる働きを持つビタミンB2、
そして動脈硬化を防ぐ働きを持つサポニンとかレシチン、
お味噌には本当に栄養が豊富なんですね。

大豆自体に栄養があるのはもちろんなんですけれども、
お味噌を作る工程で発酵や熟成していくときに
酵素とか酵母の働きによってできる
栄養分というのもあるんですね。

「そういうふうに栄養に優れたお味噌汁を
 毎朝いただくというのは体にもいいし
 一日の活力になるということなんですけれども。
 やっぱりあれなんですよ、どうしてもね、
 塩分の取りすぎっていうのが気になります。
 塩分の取りすぎは脳血管疾患が多いんですって。
 なので高血圧の方とか心臓病をお持ちの方とか
 そういう方は本当気をつけてくださいね。
 そんなわけで今週はね、お味噌のお話をしますので
 よろしくお願いします。」

<365日味噌汁レシピ>