[8/31] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週は私たちに元気をくれる
 素敵な言葉たちをご紹介しています。
 このテーマの締めくくりとして、
 今日は人間関係の研究の先駆者で
 著書の『道は開ける』が大ベストセラーになった
 デール・カーネギーの言葉をご紹介したいと思います。」

以前もデール・カーネギーの言葉を
ご紹介したと思うんですけれども、
たくさんのご反響をいただきました。

まだまだ他にもたくさんの勇気をくれる言葉がありますので、
ぜひご紹介したいと思います。


 恐怖を克服する決心さえすれば
 たいていの恐怖は克服できます
 なぜなら恐怖は人の心の中にしか
 存在しないからです


そうですよね、私、恐怖だけじゃなくて、
例えば、不安とか怒りっていうのも心の中にしかいなくて、
それを追い出すのも自分しかいないと思うんですよね。

そして、こんな言葉もあります。


 私が疲れたと感じるときは、原因は仕事ではなく
 悩み、挫折、後悔が原因の場合が多いのです


なんかこれわかりますね。

仕事についてもこういう言葉があります。


 責任感を持ちながら仕事をする人は
 どんな社会においても必ず頭角を現します
 責任のある仕事を歓迎しましょう
 仕事の大小を問わず
 責任を果たせばきっと成功します


なるほどね。
なんか責任感とか忍耐とか、手を抜かずやり遂げる
エネルギーとかって大事ですよね。

会社とか家庭で、人間関係についても
こんな言葉があります。


 まず相手の長所を褒めましょう
 それから徐々に相手の欠点を教えてあげましょう
 この方法は社会でも家庭でも効果があります
 妻に対しても子供に対しても両親に対しても
 ほとんど世界中の人間に対して効果があります


根底に愛があればできることなんだと思うので、
参考にしたいですね。


マザー・テレサにしても相田みつをさん、
デール・カーネギーにしてもですけれども、
なんかこういう人たちの言葉に感銘を受けて
何かヒントをいただいてね、
真っ暗闇だったのに小さな光が見えてきたり、
なんか心が救われたり、
なんか考えさせられたりって
すごくありがたいですよね。

なんとなくご自分の好きな言葉、
今週お話した中で見つけていただければ、
なんかどこか心のどこかにポンって
置いといていただけたらうれしいなって思います。


<デール・カーネーギー名言集>

[8/30] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「『よいことはおかげさま、悪いことは身から出たさび』
 これは私も大好きな詩人相田みつをさんのお言葉です。
 いつもおかげさまって思える心を持っていたいなぁって
 思えるようになったのは、
 ほんとに相田みつをさんのおかげなんですよ。」

実は、私が10代に単身でイギリスに渡ったときに
相田みつをさんの本に出会って、
それで相田みつをさんの言葉に
何度も心救われたことがありました。

そんな意味で私の心のお師匠さんなんですけれども、
そんな相田みつをさんの言葉を
何点かご紹介したいと思います。

まずは、


 美しいものを美しいと思えるあなたの心が美しい


これはね、私の一番大好きな言葉なんですね。

続いて、


 つまづいたり、転んだりするほうが自然なんだなあ~


なんかうれしくない?
こうやって言われると。
ですよね、みたいな(笑)

そして、


 幸せはいつも自分の心が決める


これもね、私の大好きな言葉なんですよ。
そうよねっていつも思うんです。


 あのねえ
 どんなに上手な弁解をしてもね
 弁解はやぱっり弁解なんだなぁ


って、これもね、そうよね。
いさぎ悪いのは隠してもいさぎ悪いのよね、うん。

そして、


 根さえしっかりしていれば
 枝葉はどんなにゆれたっていいじゃないか
 風にまかせておけばいい


なんかそんなふうにたたずんでいられる人に
なれたらいいと思いますよね。


 アノネ
 がんばんなくてもいいからさ
 具体的に動くことだね


これもね、けっこう後押しされた言葉の一つです。

他にもね、好きな言葉ってあってね、
よく自分の中で思うのは、
「のに」がつくと愚痴になるっていう
相田さんのお言葉があるんですけど、
確かに「何々したのに~」とか
「せっかく何々だったのに~」とか、
確かに「のに」が最後につくと
その先の言葉って愚痴になるんだな、
「のに」は使っちゃいけないとかね、思ったりします。

あとはですね、
「ただいるだけで」っていう言葉がありましてね、


 あなたがそこにただいるだけで
 その場の空気があかるくなる
 あなたがそこにただいるだけで
 みんなのこころがやすらぐ
 そんなあなたにわたしもなりたい


これも素敵な言葉だなぁって、
好きな言葉です。


<相田みつを美術館>

<こころの時代に 相田みつを>

[8/29] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「『寝床につくときに翌朝起きることを
  楽しみにしている人は幸福である』
 これはスイスの哲学者ヒルティの言葉です。
 明日が楽しみな毎日ってほんといいですよね。」

今日は昨日までとちょっと趣向を変えて、
ワンちゃんやネコちゃんを飼っていらっしゃる方なら
思わずうなずいてしまうような、
そんな昔からの言葉をご紹介したいと思います。

1つめ。


 犬を飼うことはできますが
 人は猫に飼われているのです
 なぜなら猫は人間がけっこう役に立つ
 動物だと知っているからです


どうですか、猫飼っていらっしゃる方。
猫はずる賢いぐらい頭がいいっていうね、
自分たちにとって人間が便利だっていうことを
知っているんですね。

2つめ。


 実は犬は猫のほうが利口だと本能的に知っています
 だから家に猫が来ると怒るんです


なるほどね。

そして次は、


 犬があなたの膝に乗るのはあなたが好きだからです
 でも猫が膝に乗るのはそれは単に膝の上が暖かいからです


これ、猫飼っている人怒んないのかなと思いますけど、
そうなんですね、そうなんだ。

そして、犬と人間の結びつきの強さを
表した言葉もあります。


 もしあなたに子供が生まれたなら
 犬を飼うといいでしょう
 子犬はあなたの子供より早く成長して
 本能で子供を守ってくれます
 そして、成長とともに子供の良き友達になります
 そして、子供が多感な時期に
 年老いて犬は死んでいきます
 犬は生涯を通して子供に様々なことを教え
 最後に人生において大切なことを教えてくれます
 それは親しいものが死ぬ悲しみと別れです


ということで、私は犬を飼っているんですけれども、
猫を飼ったことがないので
ネコちゃんがどんな動物なのかって
感覚的にわからないんですけれども。

やっぱり犬でも猫でもペットである前にね、
心を持つ、命を持つ一つの生き物としての
触れ合いっていうのは自分自身を
成長させてくれるなぁって思うんですよね。

人間だけが偉い生き物ではないっていう、
やっぱり生き物と生き物の心の交流っていうのを
なんかお互いにね、それはいいことだなって思います。

[8/28] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「『幸せはすべて自分の心から生まれます』
 これは日本漢方研究所の創業者で
 高額納税者が毎年発表されていたときには
 必ずそのお名前が上位に登場していた
 斎藤一人さんのお言葉です。
 確かに幸せは自分の心の中にあるんじゃないかって
 私もそんなふうに思っています。」

斎藤一人さんはご商売で大変な成功をされていますが、
たくさんの素敵な言葉をこの世に送り出しています。
その中からご紹介していきます。


 生きる証しが試練なら
 どんな激しい雨風にも私は決して後ろを見ない
 嵐の後の青空を見るまでは


私がまだちっちゃい頃うちの母が、
暗雲立ち込めた状況のときは無理に動かずに
身をかがめて静かに進んでいけば必ず晴れる日が来ると、
それを信じて進んでいけなんて
母が言ってくれてたのを今思い出しましたね。

そして、


 生きるだけで幸せって思えるときが一番幸せ


もうほんとにこれ以上はないですね。


 いい日とは自分にありがとうを言える日


これは深いですね。

よく言うのは、自分を大切にしてあげられない人は
人を大切にすることができないって聞きますよね。
だから自分にありがとうと言える自分って
大切かもしれませんね。


 人生にはいろいろな宝物があるけれど
 その中で最高の宝物は
 今日も元気で働けること


ほんとに命と健康は天からのギフトだなって思いますよね。

そして、


 私は自分を信じています
 信じているからどんな問題も乗り越えられます


強いですね、いいですね。
自分が自分を信じてやらないと
誰が信じてくれるんでしょうって思いますもんね。


 あなたの笑顔は人も自分も助けるよ


確かに笑顔は魔法ですもんね。


 人生って楽しいことばかりじゃないけれど
 苦しいことや辛いことを乗り越えてホッとしたとき
 いつも心に浮かぶのはこの一言です

 母さん、私を生んでくれてありがとう


斎藤一人さん、ほんとに素敵な方ですね。

いかがでしたでしょうか?
今日は斎藤一人さんの素敵な言葉をご紹介いたしました。


<斎藤一人オフィシャルページ>


~ 管理人より ~

斎藤一人さん、私も大好きです。
私が一番好きな言葉はこれ(↓)です。

 「困ったことは起こらない」

こう考えるようにすると本当に
困ったことは起こらないから不思議です。 (^o^)丿

[8/27] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「8月最後の1週間です。
 この夏、体だけではなくて心も夏バテしてしまった
 なんていう方いらっしゃいますか?
 そこで、今週は私たちに元気をくれる
 素敵な言葉たちを紹介したいと思います。」

以前同じように素敵な言葉を
この番組でご紹介させていただいたときに、
私はマザー・テレサのこの言葉がすごく印象に残りました。


 「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか?」

 と聞かれたときに、マザー・テレサは

 「家に帰って家族を大切にしてあげてください」

 と答えました。


これほど的確で深い言葉はないんじゃないかと思うぐらい、
ほんとに衝撃を受けました。

一人ひとりの心が、こうなんて言うんでしょう、
愛に満たされて平和になれば、人を思いやれたり、
戦う気持ちを持たなくなったりするんだろうなぁと
このマザー・テレサの言葉で私はですね、
考えさせられました。

そんなマザー・テレサの素敵な言葉というのは
他にもたくさんあるんですね。


 今この瞬間幸せでいましょう。
 それで十分です。
 その瞬間瞬間が私たちの求めているものすべてであって
 他には何もいらないのです。
 今幸せであるように努めましょう。


これは深いですね。
自分の中で幸せって何だろうって考えさせられますよね。

そして最後に、


 思いやりへの最も確かな近道は言葉です。
 ただし、人への良いことのために使いましょう。
 もしあなたが人のことを良く考えるならば
 人についても良く話すようになるでしょう。
 言葉の暴力はとても恐ろしいものです。
 どんなナイフよりも鋭く人を傷つけます。


言葉の「言」という字って
心の口と書くじゃないですか。
心に思わないこととか感じないことって
いいことにしても悪いことにしても
言葉には絶対ならないと思うんですよね。

逆に言えば、私たちがふと口にすることも
実は心のどこかにあることで、
そんなつもりじゃなかった、
こんなこと言うつもりじゃなかったということでも
それは心にあることなんですよね。

だからきっと心を磨いていくことが
心を磨くことっていうか、
気をつけなきゃいけないなぁってね、
いつも思うんですよね。

<マザー・テレサの言葉>

[8/24] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今年の2月、宮崎県の犬の管理所に連れてこられた
 野良犬の母犬と子犬たち。
 でも、この親子には処分という過酷な運命が待っていました。
 その日が刻々と近づく中、奇跡が起こりました。」

いよいよ処分まであと2日。
ところが、おりの外に付けられたホワイトボードには
こんな文字が書いてありました。

「処分しないでください」

実は、職員の一人がこの親子を家族として
受け入れることにしたのです。

でも、それは決して同情ではなく、
ずっと世話をしているうちに
もっと一緒にいたい、もっと話がしたい
と思うようになったからです。

ずっと野良犬として人目を避けて生きてきた母犬。
人の気配がすると隠れたり威嚇していた日々。
でも、もうこれからは飼い主さんとともに
青空の下を歩くことができるのです。

もう野良犬ではないのだから
いつも胸を張って歩いて欲しい、
そんな思いを込めて飼い主になった職員さんは
母犬に「ひまわり」という名前をつけました。

そのひまわりが自分の命をかけて守った他の子犬たちも
みんなそれぞれ優しい飼い主さんのもとに
引き取られていきました。

そしてこの夏、母犬のひまわりの顔は
青空の下で咲くひまわりのように輝いているんだそうです。

「というわけで、こういったね、犬の管理所は
 日本各所にあるそうですけれども、
 まだすべての管理所がこのように
 里親を探してあげられるような
 環境が整っていないらしくて。

 もちろんもともと捨ててしまったりする
 飼い主のモラルも本当に問われるところですけれども、
 こういった犬の管理所の施設向上も
 ほんとに願うところですね。

 そんなわけで今週は心温まるお話
 続編をお送りいたしました。」

<奇跡の母子犬 (FLASH動画)>

[8/23] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今年2月、宮崎県の犬の管理所には
 野良犬の母犬と子犬数匹がいました。
 もし誰も引き取り手がいなかったり、
 人には預けられないと判断された場合、
 待っているのは処分という過酷な運命です。
 今日はそんな母犬と子犬のお話をします。」

職員さんによると、見つかったとき母犬は
逃げようと思えば逃げることができたそうです。

でも、自分の命を盾にして子犬を守ろうとしたため、
一緒に捕獲されてしまったのでした。

子犬は生まれて間もないので、
まだ目が開いていなかったり
母犬のお乳が必要な状態でした。

そんな状況でしたので、
最終的には母犬と一緒に数日中に
処分されてしまうことになってしまいました。

おりの中でも母犬は人が近づくと吠えたりして
子犬を守るのに必死でした。

その姿に心を打たれた職員さんは
処分する日を半月延期しました。

この犬たちの命を助けることはできないものか、
職員さんたちも思い悩みましたが、
数日後、子犬の中の1匹が寒さに耐え切れず
命を引き取りました。

死んだ我が子をそばにおいて離れようとしない母犬。
前にも増して母犬の興奮状態は
激しくなっていったそうです。
それは我が子を失った母親の悲しみでした。

なんとか残った子犬たちの命を救いたい、
職員さんは寒さに震えないように毛布を敷いてあげました。

もちろん子犬だけではなく母犬の命も救ってあげたい。
しかし、野良犬としての生活が長かった母犬は
人に対して警戒心や凶暴性が強くて、
慣れていない一般の人に預けるのは
不可能だったということです。

母と子の残されたわずかな日を穏やかに過ごせるようにと、
職員さんはおりをダンボールで囲んで
外から見えないようにしてあげて、
少しでもお乳が出るように餌にも気を配ってあげたそうです。

「この後、この母犬と子犬はどうなったのでしょうか。
 彼らが処分される日は刻々と近づいてきます。
 続きは明日お話したいと思います。」

[8/22] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「昨日、青森県の三本木農業高校で
 目が不自由になったサラブレッドの
 タカラコスモスを3年間にわたって世話をして、
 最後には強い絆で結ばれた湊華苗さんのお話をしました。
 実はこのタカラコスモスにはもう一つ物語があります。」

タカラコスモスの目が見えなくなったとき、
馬術部の顧問の先生はタカラコスモスの血を
絶やしてはいけないと思いました。

そして、タカラコスモスに種付けをして
初めての子供が生まれました。
でも、目が不自由なタカラコスモスが誤って
自分の子供を踏んでしまう恐れがあります。

そこで、子供の首に鈴を付けてみたところ、
タカラコスモスは鈴の音で子供の居場所を
判断するようになったそうです。
鈴の音が消えると動きを止め、
鳴り始めるまでじっと立っているそうです。

その子供にはモスカという名前が付けられて、
お母さんと同じように競技会での活躍が
期待されているそうです。

そんな青森県でもう一つ馬との物語があります。
主人公はタカラコスモスと同じ
サラブレッドのサクラオーロラ。

このサクラオーロラは去年の秋に左目にがんが見つかり、
処分されることになりました。

それを知った盛田千恵さんは
自分が所属する乗馬クラブにお願いして
サクラオーロラを引き取りました。

実は、サクラオーロラは
盛田さんが大学の馬術部部員時代に
パートナーだったのです。

そんなサクラオーロラは失明どころか
命も危ない状態でした。

そこで森田さんは家族の協力も得て
数十万円もの手術費を自ら負担して手術を受けさせて、
そしてその手術は無事成功。

術後の餌代などは大学の後輩と職場の同僚から支援を受け、
リハビリもちゃんとやった結果、
サクラオーロラは今では他の馬と同じように
動けるまでに回復したそうです。

また一緒に走れるのが何よりもうれしい
という盛田さんには目標があります。
それは、来年夏の国体でサクラオーロラと
競技に出場することだそうです。

<馬の失明危機救う感動の実話/十和田>


~ 管理人より ~

ちなみに、タカラコスモスの子供の名前は
華苗さんが頭を悩まして決めたそうです。

華苗さんの「華(カ)」と
タカラコスモスの「モス」を取って
「モスカ」にしたそうです。 (^o^)丿

[8/21] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「忠犬ハチ公をはじめ人と動物の心温まるお話は
 昔からいくつもあります。
 そして、今も人と動物との温かい交流が生んだ物語が
 いくつも誕生しています。
 今日はそのお話です。」

タカラコスモスというサラブレッドがいます。
でも、競馬の世界では活躍できず、
新天地を求めて競技馬としての訓練を受けました。

その結果、障害物を飛び越える障害馬として
全日本の大会で優勝するほどの名馬になりました。

そんなある日、青森県の三本木農業高校で
馬術部の顧問を務める先生のところに
タカラコスモスを引き取ってもらえませんか
という電話がきました。

もともといずれタカラコスモスが引退したら
引き取りたいという思いはありましたが、
引退にはまだ早すぎる、何かがおかしい
と思った先生が理由を聞くと、
目に異常がみられて治療をしたけれど回復は難しい、
そこで引退を決めたので面倒を見て欲しい
ということでした。

最終的にタカラコスモスは無事に引き取られて
目の治療に専念することになりました。
しかし、残念ながら目の状態は悪化するばかりで
ついにタカラコスモスは視力を失ってしまいました。

そんな視力を失ったタカラコスモスの世話係になったのが
当時三本木農業高校1年生の湊華苗さんでした。

目の見えないストレスから気難しくなったタカラコスモスは
なかなか華苗さんに心を開こうとしませんでした。

それでも黙々と世話を続ける華苗さん。
少しでもタカラコスモスの目になれたらと
心を決めていたそうです。

そんな思いが通じたのか、徐々にタカラコスモスは
華苗さんに心を開くようになりました。
目が見えなくても華苗さんの声を聞くと
遠くにいても近寄ってくるようになったそうです。

その後、華苗さんが高校を卒業してからは
馬術部の新しい部員の方がタカラコスモスの世話を
しているんだそうです。

実は今のこのお話を題材にした映画が
『三本木農業高校、馬術部』というタイトルで
つくられているそうです。

華苗さんの役は長渕剛さんのお嬢さんの
文音さんが演じられているそうで、
来年の秋には公開されるそうです。

「実はタカラコスモスにはまだもう一つ物語があります。
 それは明日お話したいと思います。」

<『三本木農業高校、馬術部』撮影順調>

[8/20] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「2月、4月、6月の3回にわたって
 本当にあった心温まるお話をさせていただいたとき、
 たくさんの方から反響をいただきました。
 まだまだ受け継いでいかなければならない話は
 たくさんあるんじゃないかと思います。
 今週はそんな心温まるお話の続編をお送りいたします。」

1861年、アメリカで南北戦争が始まりました。
この戦争は奴隷廃止を求める北部と
逆に反対する南部が国を2つに分けて戦った戦争です。

そんな南北戦争の中、リンカーン大統領率いる北軍で
15歳の二人の少年が出会いました。

一人は北部ジョージアで生まれた白人の少年セイ、
そしてもう一人は南部ジョージアの奴隷社会で生まれ、
奴隷解放を訴える黒人の少年ピンク。

そんな二人が初めて出会ったとき、
セイは戦争で怪我をしていました。
仲間からはぐれてしまったので、
ピンクは怪我をしたセイを母親が住む実家に連れて行きました。

そこで怪我の手当てをしてもらったセイはすっかり元気になり、
やがて二人の間には友情が芽生えました。

ある日セイはピンクに

「以前リンカーン大統領と握手したことがあるんだよ」

と言いました。

奴隷社会の中必死に字を覚えて本を読んで
リンカーン大統領の奴隷廃止の考えに共鳴していたピンクは
その話を聞いて驚きました。

そして二人は奴隷制度廃止への思いをさらに強くしたのです。

でも、そんな二人の穏やかな日は長くは続きませんでした。

南軍の兵士に見つかってしまった二人は
別々の収容所に連れて行かれることになりました。
収容所で引き離されるときピンクは言いました。

「セイ、もう一度その手に触れさせてくれ。
 リンカーンと握手したその手に。」

やがて戦争は北軍の勝利に終わり、
セイは収容所から解放されました。

けれど、ピンクは収容所ですでに殺されていました。

その話を知ったセイは、結婚すると自分の子供に
ピンクのことを話しました。

この話は130年以上にわたって語り継がれ、
やがてその子孫の絵本作家ポラッコによって
『Pink and Say』というタイトルで本にもなりました。

日本でも『彼の手は語り継ぐ』というタイトルで
出版されています。

機会があったらこの本、手にしてみてください。

<『彼の手は語りつぐ』(Amazon)>