[11/30] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「突然ですけれども、ある商品の名前を聞いたときに
 『あぁ、懐かしいなぁ』って感じることってありますよね。
 時代をつくったまさに人気商品というのは、
 名前を聞いただけで私たちに懐かしい
 あの頃の思い出をよみがえらせてくれます。
 そこで今週は、聞いただけで思わず懐かしくなる
 商品のお話をしてみようかなって思います。」

聞いただけで思わず懐かしくなる商品というのは
本当にたくさんたくさんございますので、
いくつかのジャンルに分けて
お話ししていきたいと思います。

今朝は文房具からまいりたいと思います。

まずは、ロケットペンシル。

「いかがですか。
 思い出ある方いらっしゃいますか。」

ロケット鉛筆とも言われていたのですけれども、
プラスチックでできた丸い筒状の
鉛筆の形をした本体の中に、
プラスチックの台で固定された
鉛筆の芯が並んで入っているものです。

書いているうちに芯が丸くなったら
それを先端から抜いて、
後ろ側がまた穴が開いていて
そこから差し込みますと
ズズッと前に新しくとがった鉛筆の芯が
また出てくるという筆記用具ですけれども、
覚えていらっしゃいますでしょうか。

「『あったあった』とか、
 『あぁ、使ってた使ってた』なんて
 思い出していただければと思います。」

昭和40年代から人気になりました。

まだシャープペンシルというのが高価だった時代、
子供たちに気軽に使えるお手軽な価格の
シャープペンシルをということで
発売されたものだそうです。

鉛筆の芯を削る必要がないというところも
人気の理由だったそうです。

当時でだいたい1本100円ぐらいだったそうです。

「このロケットペンシルなんですけれども、
 今も販売されているみたいですね。」

かわいいキャラクターがデザインされていたり、
ハート型とか星型のキャップとか
消しゴムがついていたり、
鉛筆の芯も黒だけじゃなくて
カラーのタイプも登場していて、
今でも女の子の定番文具として人気があるそうです。

来年の新学期のシーズンに
また新しいタイプも出るそうです。

「いいですね、こうずっとなんかみんなに
 愛用されているっていうのはね。

 あと、筆箱なんかもね、人気でしたね。
 多面式筆箱。

 マグネットで裏も表もふたがついているようなね、
 そういう筆箱で表面にはいろんな
 キャラクターの絵が描いてあったり、
 あとは鉛筆削りがついてあるものだったり。

 もう筆箱もね、私は小学校の頃はいろんなタイプが
 毎年毎年流行ったような印象があって、
 高学年になると急に缶ペンケース
 っていうのが流行ってね、
 急に薄いのが流行っちゃったりなんかして、
 その筆箱も欲しかった思い出があります。」

<なつかしの文房具・ロケット鉛筆のいま>

<一世風靡!ナツカシモノ【ロケットペンシル】>

<一世風靡!ナツカシモノ【多面式筆箱】>

[11/27] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週は目撃談はあっても実際には
 その存在はまだ確認されていないという生物、
 未確認生物のお話をしています。
 今日はカッパのお話をします。」

昔から日本には伝説として伝えられた
生き物や妖怪がたくさんいます。

その中でも有名なのがカッパです。

カッパを辞書で引きますと、

 頭に皿があり、子供の姿をした
 水中に住むという想像上の動物

というふうに書かれています。

でも、目撃談もあり、未確認生物とも言えますし、
その地方によっては妖怪だったり、
あるいは水の神様だったり、
そのイメージというのはさまざまです。

カッパの呼び名ですけれども、
土地によっては河太郎と呼んでいたり、
ガタロウと呼んでいたり、ガラッパドン、
もしくは河原坊主などなど
さまざまな呼び方があるそうです。

川などに住むと考えられた
子供くらいの大きさの生物なので、
三水の「河」と「童」という漢字が合わさってできた
「河童」(かわわらわ)という言葉がなまって
「かわわっぱ」に変化していって、
短くなって「かっぱ」というふうになった
という説が有力なのだそうです。

一般的にカッパのイメージと言いますと、
頭にお皿がありましてざんばら髪、
そして背中に甲羅をしょっていて
指と指の間に水かきがありまして、
背は子供くらいで色は緑色
ということなのですけれども、
地方によりましては色が
緑色ではないところもあるのだそうで、
赤いカッパというところもいるそうです。

頭の上にはいつも水をたたえた
お皿がありまして、
その水がなくなると死んでしまう
とも言われています。

手足には水かきがあって
腕は伸縮自在だということで、
強く引っ張ると簡単に抜けてしまうとも
言われているそうです。

「えー、怖いです。
 引っ張んないであげてほしいですね、
 カッパ見かけても。」

作家の柳田國男さんが多くの民話を
お書きになられていて、
民話のふるさととして知られているところに
岩手県に遠野という場所があります。

この遠野市ではよくカッパが目撃されていた
というふうに言われているそうです。

「ということで、今日はカッパのお話を
 させていただきましたけれども、
 今週はね、全体的に未確認生物の
 お話をお届けいたしました。

 私はほんとに何といってもネッシーが
 いたらいいなと思っているタイプなので、
 未確認生物のお話は大好きなんですけれども。」

<河童(ウィキペディア)>

[11/26] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週は目撃談はあっても実際には
 その存在はまだ確認されていないという生物、
 未確認生物のお話をしています。
 今日はツチノコについてです。」

ツチノコとはヘビに似た生物で、
体長30cmから85cmぐらい、
大きな頭とビール瓶のような形をした太い胴、
そしてネズミのような細い尻尾というのが特徴だそうで、
体を上下にくねらせたり、
ときには宙を飛ぶように高く飛び跳ねることもある
というふうに言われているそうです。

古くは江戸時代に書かれた書物に
ノヅチとして紹介されているそうです。

他にもツツマムシと言ったりゴハスンなど
さまざまな呼び名があるそうです。

1970年頃、秋田県を中心に目撃されてから
全国で次々と目撃情報が寄せられて、
日本中に一大ブームを巻き起こしました。

2000年の5月、

「最近ですよね」

岡山県の吉井町の水田で体長60cmくらいの
ツチノコらしき生物が目撃されたそうです。

そしてその3日後、
目撃現場から500m離れた用水路で
その生物の死骸らしきものが発見されました。

翌年の6月には兵庫県や徳島県でも
同じような特徴をもつ生物が発見されて
捕獲されているそうです。

「捕獲ですよ。
 未確認生物なのに捕獲されているんです。
 すごいです。」

こうした生物の正体を解明するために
専門家にDNA鑑定を依頼しましたところ、
結果はすべてヤマカガシに属する生物
という結論だったのだそうです。

ところが、その江戸時代の書物に
書かれているツチノコというのは
単に大きく胴が太いのに対して、
1970年以降に発見されていたりとかする
ツチノコというのはビール瓶のように
太い胴に細い尻尾というのが特徴なので、
姿とか形にいくつかの違いがあるのではないか
というふうに言われるわけなのです。

そのヤマカガシに属する生物との特徴の違いから
70年以降のツチノコと言われているツチノコは、
アオジタトカゲというトカゲの可能性も
あるのではないかというふうに考えられているそうで、
結局結論には至っていないということです。

「私ね、ツチノコといえば完全に
 架空の生物だと思っていたんですね。

 でも、かなり現在存在している生物に
 近づいている生き物ですね、
 ツチノコってね。
 なかなか神秘的な生き物ですね。」

<ツチノコ(ウィキペディア)>

[11/25] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週は目撃談はあっても実際には
 その存在はまだ確認されていないという生物、
 未確認生物のお話をしています。
 今日はヒバゴンっていう生物です。」

昨日はヒマラヤ山脈に生息しているのではないか
と言われている雪男、イエティのお話を
させていただきましたけれども、
今日お話しするヒバゴンという生物は
日本版のイエティと言われています。

ヒバゴンが話題になりましたのは
今から39年も前のことです。

1970年の7月20日のことです。

広島県と鳥取県の県境にあります
標高1264mの比婆山という山で、
直立で2本足で歩く獣のような生物というのが
目撃されたのです。

さらに、その3日後にも民家の田んぼで
地元住民の方が目撃をしたり、
12月には雪の野原に足跡が発見されるなど
この1970年だけで合計12件もの
目撃報告というのがあったそうです。

このヒバゴンという名前ですけれども、
地元の類人猿対策委員会が
その生息地とみられる比婆山の名前から
ヒバゴンという名前をつけたそうです。

目撃情報を総合しますと
ヒバゴンの体長は1.5mから1.7m。

「ヒマラヤのイエティよりも小さめですね」

全身は黒い毛に覆われていて、
頭部が異様に大きいらしいです。

そして、顔は人間のようで
歩くときはがに股だそうです。

「なんかちょっと面白いですね。
 想像してしまいました、今私(笑)」

その後年月とともにヒバゴンの目撃情報というのは
聞かれなくなってしまいました。

1980年には同じ広島でも山野町というところで
雪男らしき生物が目撃されまして、
そちらは山野町ということもあって
ヤマゴンというふうに名づけられているそうです。

その2年後、1982年にも同じ広島の
久井町というところでも目撃をされていて、
久井町から今度はクイゴンと名づけられています。

「広島多くないですか、雪男のね、目撃情報ね。
 その目撃証言からですね、体の特徴もいずれもね、
 よく似ていることからヤマゴンもクイゴンも
 ヒバゴンと同一生物である可能性が
 高いのではないかというふうに言われています。

 これも夢とロマンがあるので
 いいかなと思うんですけれどもね。
 どうでしょうか。」

<謎の怪獣ヒバゴンはどこへ行ったのか?>

<ヒバゴン(ヤマゴン、クイゴン)>

[11/24] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週は目撃談はあっても実際には
 その存在はまだ確認されていない生物、
 未確認生物のお話をしています。
 今日はイエティです。」

イエティという生物は、
ヒマラヤにいるとされています
雪男のことなのだそうです。

その地域に住む民族の言葉でイエティの
「イエ」というのは岩のことなのだそうです。

そして、イエティの「ティ」は
動物を意味するそうです。

ですので、岩の動物という意味で
イエティというふうに呼ばれているそうです。

人間のように2本の足で立って歩き、
全身は長く黒っぽい毛で覆われていて
巨大なゴリラのような姿をしている
というふうに言われているそうです。

目撃情報を総合しますと
身長は2mぐらいと推測されています。

このイエティが話題になりましたのは
20世紀の半ば頃なのだそうです。

1951年、エリック・シプトンという
登山家によって撮影された
イエティの足跡と思われる写真が
世界に衝撃を与えたそうです。

その足跡から足の大きさは
45cmもあったとのことです。

「それは衝撃的ですよね、45cmの足。」

1954年にはイギリスの
新聞社による探検隊が調査を行いまして、
ゴリラのような想像図を発表してから
雪男のイメージが定着したということです。

そんな中、今から6年前の2003年、
日本山岳会の青森支部長の根深誠さんという方が
イエティを調査なさったそうです。

その調査の結果なのですけれども、
そのイエティの正体はヒグマの仲間である
ヒマラヤン・ブラウン・ベアだとわかった
というふうに発表されたそうです。

1973年から登山や調査のため
ヒマラヤ各地を歩いた根深さんは、
イエティの言い伝えや証言を集めたうえ、
イエティの足の資料を専門家に鑑定してもらって
ヒグマの仲間だというふうに結論づけたのだそうです。

そんな中、昨年の秋には日本人の
ベテラン登山家たちで構成している捜索隊が
イエティと思われる足跡をネパールの山脈で発見して、
その足跡の写真撮影に成功したと報じたそうです。

でも、その捜索隊のみなさんですけれども、
イエティそのものの姿というのは
確認できなかったということです。

「イエティもね、何かわかったらいいですね。
 ネッシーとともにね。」

<イエティ(ウィキペディア)>

<イエティ捜索隊2008>

[11/23] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「突然ですけれども、未確認生物という言葉を
 お聞きになったことございますでしょうか。
 これは目撃談はあっても実際にはその姿っていうか、
 その存在はまだ確認されていないという生物のことです。
 今週はそんな未確認生物のお話をしたいと思います。」

今朝はネス湖のネッシーについて
お話ししたいと思います。

「やっぱりね、未確認生物の代表ですよね、
 ネッシーね。」

ネス湖とはスコットランドにあります
全長およそ35km、
そして深さがおよそ230mの湖です。

このネス湖にネッシーと呼ばれる生物が
存在しているのではということで
調査や論争が続いています。

古くは西暦565年、『聖コロンバの生涯』という書物に
ネス湖に怪物が現れ、コロンバ師が指で十字の形をつくり
怪物に立ち去るように命じたところ姿を消した
というふうに書いてあるそうです。

その後1933年の11月には、
ヒュー・グレイという男性が
ネッシーと思われる生物の写真を撮りました。

その写真はスコットランドとロンドンの新聞にも
載ったそうなのですけれども、
その後ロバート・ケネスというお医者さんが
首長竜と思われる怪獣の姿の撮影に成功しました。

これは「外科医の写真」として
世界的に話題になったそうで、
ネッシーの写真を代表する1枚となったそうです。

ところがその後、この写真は1990年代になって
精巧につくられたトリックであるということが
わかったということです。

「だから偽物だったんですね」

1959年なのですけれども、科学調査チームが
初めてネス湖に派遣されたそうです。

30人もの学生が湖に張り付いて、
音響を調べる装置とたくさんのカメラによって
監視が続けられたそうです。

ただし、ネッシー自体の存在というのは
確認できませんでした。

その後、1961年には
ネス湖現象調査事業団というのが設立されまして
調査がまたまた行われましたけれども、
ネッシーの存在は確認できていないということです。

このネス湖なのですけれども
スコットランドのインヴァネスというところにあります。

「私もね、イギリスに住んでたときに
 ネッシーが大好き(笑)、
 よくわかりませんけれども、
 ネス湖にネッシーがいたらいいなって
 ずっと思っていて、今でも思っていますけれども。

 なんかこう夢とロマンがあってね、
 いいなってなんかいつも思うんです。

 なんとなくよくないですか、
 ネッシーがいるとね。

 なんかそんな世界もあったらいいな
 っていうふうに私は思います。」

<ネッシーの正体>

<ネッシー>

[11/20] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお肉やお魚の食用の部分、
 いわゆる部位についてお話ししています。
 今朝はクジラです。」

クジラは皮から肉、内臓、尾羽と呼ばれる尾びれまで
ほぼ全部を食べることができるそうです。

「クジラって捨てるところがないって
 よく聞きますよね」

まずは、赤肉と呼ばれるところ。

これは尾びれの部分を除く
すべての赤身のお肉の総称だそうです。

尾びれの付け根の部分の霜降り肉は
尾の身というふうに言われています。

クジラの下あごからお腹にかけて
縦の筋の部分があります。

それを畝須(うねす)というそうなのですけれども、
この畝須、クジラベーコンの原料になっているそうです。

クジラベーコンというのは
塩漬けしたお肉を茹でたものなのですけれども、
縁が赤いのは食紅で染めてあるからです。

クジラの内臓にもそれぞれ名前がついています。

姫ワタと呼ばれているところは食道のことです。

百畳(ひゃくじょう)というのは胃のことです。

百尋(ひゃくひろ)というのは小腸のことを言います。

豆ワタは腎臓のことです。

いずれも茹でて食べるそうです。

クジラ料理の一つに「おばけ」というのが
あるそうなのですけれども、
これはクジラの表面の皮の黒い部分と
その下の脂肪の層を薄く切って、
熱湯をかけて水でよくさらして
酢味噌で食べるものをおばけと言うそうです。

また、クジラの皮を皮下脂肪ごと切り分けて
乾燥させたものをコロと言います。

「これは聞いたことありますね、コロってね。」

食べるときは長時間水につけて戻すそうです。

関西ではおでんをつくるときに
このコロというのを入れるということです。

「あっ、だから私知っているのかもしれませんね。」

クジラは世界に80種類以上いるというふうに
言われていますけれども、
IWC、国際捕鯨委員会によって
シロナガスクジラなど13種類のクジラの
捕鯨というのは禁止されています。

調査捕鯨で捕ったミンククジラなどが
最終的に食用にまわされているというのが現状です。

「昔、そうですね、私がちっちゃい頃、
 はりはり鍋、関西なのでね、私出身が、
 おうちで食べてましたね。
 おいしかったですね。

 そんなわけで今週はお肉、お魚の部位を
 ご紹介させていただきました。

 けっこう知ってるようで
 知らない場所が多くないですか?

 どのお肉が霜降りなのか、
 どこの部位が赤身なのかっていうのを理解してね、
 買ってね、お料理に使っていけたら素敵ですよね。」

<クジラの部位紹介>

[11/19] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお肉やお魚の食用部分、
 いわゆる部位についてお話ししています。
 今朝はマグロです。」

マグロは部位によって味や食感が
大きく異なるのが特徴です。

「お値段もね、大きく違ってきますね。」

マグロの頭のほうから順に
上、中、下というふうに書いて、
カミ(上)、ナカ(中)、シモ(下)
というふうに呼びまして、
お腹側のカミ、ナカ、シモと
背中側のカミ、ナカ、シモがあります。

お腹の場合、頭よりのカミほうが脂が強くて、
尾っぽに近いほうのシモにかけて
脂が弱くなっていきます。

大トロというのはお腹側のカミの部分を言います。

そして、お腹のナカとシモの部分が一般的に
中トロと呼ばれている部分だそうです。

基本的に背中側のカミ、ナカ、シモは
赤身になっています。

「なるほどって感じですけれどもね」

カマと呼ばれている部分ですけれども、
胸びれの皮の固いところを切り落とした部分で、
草などを刈るときのカマの形に似ているので
カマと言われているということです。

マグロのカマにはお刺身用のカマトロと言うのと、
骨付きのカマ下という部分があります。

「焼いて食べるとおいしいですよね。
 焼いて食べたことあるなぁ。」

そして角(つの)という部分は
マグロの脳天なのだそうです。

包丁で切り出すとその形が三角錐の角状になるために
角と呼ばれているそうです。

ほほ肉、こちらはマグロのえらを動かす筋肉の部分で、
筋肉の繊維質が多いのが特徴です。
火を通して食べるのが一般的だそうです。

そして、ズリ。

「これね、マグロにも
 ズリっていう部分があるんですね。」

マグロのお腹の身の蛇腹の部分なのだそうです。

「マグロのお腹に蛇腹があったんだ、みたいな。
 そっかぁっていう、ズリ、場所があるそうですよ。」

これは砂ズリとも言われていて、
大トロのズリの部分のことだそうです。

マグロを解体するときに骨に身が残りますよね。

それを包丁ですとかスプーンですとか
そういったもので削ぎ落としたものを
すき身というふうに呼ぶそうです。

頭や尾っぽに残っている身を
丁寧に包丁などで削ぎ取ったものも
すき身と言われています。

そのすき身の中でせもつの部分に残ってついた身を
スプーンなどで削ぎ落としたものが中落ちです。

「よく聞きますよね、中落ち丼みたいなね。
 これは背骨の部分の骨に
 残っている身なんですって。
 勉強になりますね。」

<まぐろの部位について>

[11/18] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお肉やお魚の食用の部分、
 いわゆる部位についてお話ししています。
 今朝は鶏肉です。」

「焼鳥屋さんなどに行かれた時に
 たくさんのメニューがあって、
 それぞれ一つずつ
 『すいません、これどこの部分ですか?』
 なんて聞きながら召し上がったことってありますよね。」

鶏肉なのですけれども、
関西では「かしわ」というふうに言います。

「そうなんですよ、東京に出てきて
 『かしわ』って言っても
 『何ですか?』って言われて、
 『あっ、かしわって言わないんだ』
 って思ったことがありました。」

そんな鶏肉の部位なのですけれども、
まずは有名どころからもも肉。

「これはもうももの部分ですね、鶏のね。
 煮物とか唐揚げとかお鍋とか
 もういろんなものに使われますよね。
 照り焼きとかね。」

そしてむね肉。
ここは高タンパク低脂肪の部分で、
ささみはむね肉の中でも
最も脂肪が少ない部分ということで、
「だきみ」とも呼ばれています。

「つまりささみはむね肉の一部だったって
 いうことなんですね。
 これは違う部分だと思ってました。」

そして、ハツ。
これは心臓です。

砂肝は鳥の仲間が持つ消化器官、
砂嚢(さのう)のことで、
胃の後ろ側にある部分です。

「コリコリしててね、おいしい部分です。
 そう、関西ではね、『ずり』とか言うんです。
 砂ずりとか言うんです。」

そして、手羽。
手羽というのは鶏の羽の付け根の部分のお肉です。

上腕の部分を手羽元、
残りの部分を手羽先とも言います。

「おいしいですね、手羽先ね。」

ひざというのはひざの軟骨部分だそうです。

続いて、せせり。
せせりというのは首の剥き身の部分です。

鶏が一番よく動かす部分の筋肉なので、
歯ごたえがあってとてもおいしいということです。

「確かに鶏は前に進む時に
 やたら首を動かしますもんね。
 一番動かすんでしょうね、この筋肉ね。
 『小さい肉』と書いて『小肉』とも
 呼ばれるそうなんですけれども、
 せせり、これは首のお肉です。」

そして、ぼんじり。
これもよく聞く言葉ですけれども、
鶏の尾っぽの部分でぼんぼちとも言うそうです。

また、その形からさんかくというふうに
呼ぶところもあるそうです。

それから、さがり。
これは横隔膜周辺のお肉だそうです。

ほんの少ししかとれないので
もう希少品なのだそうです。

「はじめてね、焼鳥屋さんに行ったときにね、
 ほんとにメニュー見てね、どれがどこのお肉か
 ほんとにぜんぜんわからなくて、
 お店の方とお話ししながら
 いただいたのを覚えています。

 鶏の部位をね、知ってたりすると
 かっこいいですよね。

 ちょっと覚えたいなって
 いつも思っているんですけれどもね。」

<鶏肉の部位>