[5/31] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「5月も今日で最後ですね。
 明日から6月です。
 6月の声を聞くと雨の月、
 梅雨の印象が強いですけれども、
 雨の日は気分がブルーになってしまう方も
 いらっしゃるかと思います。
 そこで今週は、雨の日が少しでも
 好きになっていただくために、
 雨にまつわるちょっといいお話を
 したいと思います。」

雨を題材にたくさんの方が
素敵な言葉を残されています。

「その中から今朝は相田みつをさんの言葉を
 ご紹介したいなぁって思います。」

タイトルは
「雨の日には雨の中を 風の日には風の中を」
というものです。


 雨の日には雨の中を
 風の日には風の中を

 暖かい春の陽ざしを
 ポカポカと背中に受けて
 平らな道をのんびりと歩いてゆく―
 そんな調子のいい時ばかりではないんだな
 あっちへぶつかり
 こッちへぶつかり
 やることなすこと
 みんな失敗の連続で
 どうにもこうにも
 動きのとれぬことだってあるさ、
 当にしていた
 友達や仲間にまで
 そッポをむかれてさ
 どっちをむいても
 文字通り八方ふさがり―
 四面楚歌ッてやつだな
 それでも
 わたしは自分の道を自分の足で
 歩いてゆこう
 自分で選んだ道だもの―

 雨の日には雨の中を
 風の日には風の中を

 涙を流すときには
 涙を流しながら
 恥をさらしながら
 口惜しいときには
 「こんちくしょう!!」と
 ひとり歯ぎしりを咬んでさ
 黙って自分の道を歩きつづけよう
 愚痴や弁解なんて
 いくら言ったッて
 何の役にも立たないもの―
 そしてその時にこそ
 目に見えないいのちの根が
 太く深く育つ時だから
 何をやっても思うようにならない時
 上にのびられない時に
 根は育つんだから―

 雨の日には雨の中を
 風の日には風の中を―


この今の言葉は相田みつをさんが
残された言葉の中でも
最も大切にしていらした言葉なのだそうです。

「私も物事がね、うまく進まないときに
 少しこの相田みつをさんと同じような
 似たようなことを思って感じたことがあってね。

 嵐のときにね、無理に前を
 進もうとするのではなくて、
 歩く速度を緩めたりね、
 または嵐が去っていくのを静かに待つか
 というふうに嵐に例えてね、
 考えたことがありました。」

<= 相田みつを美術館 Mitsuo Aida Museum =>

[5/28] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお魚の不思議についてお話ししています。
 昨日は生まれ育った場所を離れて別の場所へ移動して、
 そして再び最初の場所に戻ってくる
 回遊についてお話しさせていただきました。
 今日はその続きのお話です。」

広い海を回遊するお魚ですけれども、
何千キロメートルもの距離を迷わずに泳いでいます。

どうして迷子にならないのかと言いますと、
例えば、海流を道しるべにしているですとか、
太陽の位置で自分のいる場所がわかるのではないかとか、
地球の磁気に関係があるのではないか、

「磁気って磁力ですね、
 に関係があるんじゃないかとか。」

出発した場所のにおいを覚えているのではないかなどと
いろいろな説が出ているそうなのですけれども、
お魚のことですからはっきりしたことが
わかっていないということです。

でも、中には迷子になるお魚もいるのだそうです。

死滅回遊魚という言葉があるのだそうですけれども、

「『しめつ』って死んじゃうって
 いうことなんですけどね」

暖かい、亜熱帯のサンゴ礁の海で生活しているお魚が
卵とか稚魚のときに黒潮に流されて日本の近海に
たどり着いてしまうことがまれにあるそうで、
例えば熱帯魚の卵が黒潮に乗って
伊豆半島に流れ着いたとします。

たまたまその時期が夏で水温も高ければ
その熱帯魚というのはある程度なら
成長できるかもしれません。

でも、やがて冬が来て水温が低下してしまうと
その寒さに耐えきれなくて死んでしまいます。

そんな感じに冬に海水の温度が下がることで
死滅してしまうお魚たちのことを
死滅回遊魚と呼ぶそうです。

「かわいそうですね」

海のお魚たちを飼育している方々の中には
この死滅回遊魚を採取して、
水槽など人工的な海の中で少しでも長く
育ててあげようと試みていらっしゃる方も
いるということです。

「今週はそういうわけでお魚の不思議について
 お話ししましたけれども、
 私たちにとって非常に身近な存在の
 お魚ですけれども、
 やっぱり渡り鳥と同じように
 眠りながら泳いでいたりとか、
 生活の場所によって呼び名が違ったりね、
 いろんな目的を持って回遊している
 お魚がいたりとか、
 ほんと食べるのも大事ですけれども、
 食べるだけじゃなくてお魚の生態を
 知れば知るほど面白いですね。

 もうとにかく広い広い海の中、
 海の中の世界に住む生物たちですから
 興味深いわけですよね。

 水族館に魚を見に行きたくなった1週間でした。」

<どうして魚は広い海で迷子にならないのかな?>

<死滅回遊魚紹介>

[5/27] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお魚の不思議についてお話しします。
 鳥が海を長い距離を飛んで移動する
 渡りというのと同じように、
 お魚も長距離を泳いで移動します。
 今日はそんなお話をします。」

渡り鳥が毎年決まった時期に
長い距離を飛んで移動するように、
お魚の中にも毎年決まった時期になると
一定のコースに従って移動するというお魚がいます。

生まれ育った場所を離れて別の場所に移動して、
そして再び最初の場所に戻ってくる。

そんなことを「回る」に「遊ぶ」と書いて
「回遊」と言います。

こうした回遊をするお魚のことを
「回遊魚」と呼ぶのですけれども、
カツオとかマグロなどがその代表です。

同じ回遊でも海の中だけを移動する海洋回遊。

「海の回遊ですね」

川など淡水の中だけを移動する河川回遊。

川と海を行き来する通し回遊
というのがあるそうです。

「いろんな回遊魚がいますね」

また、餌をとって大きくなるために
回遊する索餌回遊。

卵を産むのに適した場所へ移動する産卵回遊
という回遊魚もいるということで、
目的によって回遊の種類がいろいろあります。

お魚の回遊には潮の流れというのが
大きく関係しているそうです。

寒流とか暖流という言葉がありますけれども、
暖流は熱帯、亜熱帯の海域から
高い緯度に向かって流れる海流のことを暖流、
日本では黒潮と言います。

寒流は高い緯度の海域から低い緯度に向かって
流れる冷たい海流のことで、
日本近海では北方からの親潮とか
リマン海流とか言います。

日本の近海にはこういった寒流、
暖流が流れていまして、
サケとかサンマ、タラなどは寒流系のお魚で
親潮に乗って南下してきます。

カツオとかタイ、サワラなどは暖流系のお魚で
北上してくるということです。

ところが、回遊魚の中には移動したものの
同じ場所にとどまってしまうという
お魚がいるそうです。

こうしたお魚のことを「根付き」と呼びます。

「例えば今有名ですよね、
 大分県の関アジとか関サバって。

 一般に回遊しないお魚のほうが
 運動量が少ないということで
 脂がのっておいしいって言われることから、
 この関アジ、関サバっていうのは
 有名になったんですって、
 おいしいって言って。」

<回遊~釣り曜日~>

<日本近海の海流>

[5/26] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお魚の不思議についてお話ししています。
 今朝はお魚の寿命ですとか
 能力についてお話しします。」

まず、お魚はどれぐらい生きられるのでしょうか。

平均的な寿命をご紹介しますと、
短いものでアユとかで1年ぐらいだそうです。

同じ川魚でもヤマメは5年から6年。

サケとかワカサギは4年ぐらい。

イワシとかアジとかサバは5、6年。

マグロなのですけれども、
寿命が種類によって違います。

クロマグロとかミナミマグロは平均的に
20年から30年生きるそうです。

メバチマグロは10年から15年ぐらい。

キハダマグロは7年から10年ぐらい。

「けっこう長生きですね」

続いて、お魚の視力。

「考えたこともないですよね(笑)」

お魚の視力は網膜にあって、
細胞の密度から測ることができるそうです。

ブリとかマダイとか沿岸に住むお魚の場合は
視力は0.1弱から0.2弱あるそうで、
カツオとかは0.3から0.6弱あるそうです。

「私ちょっと近眼なんですけれども、
 ちょっとブリとあんまり変わらないなとか
 ちょっと思ったんですけれどもね(笑)。」

続いてお魚の聴く力、聴力です。

「これも考えたことないですね。
 お魚にはもちろん耳たぶとかね、耳の穴なんて
 あんまり確認したことありませんけれども。」

お魚の頭の骨の中には内耳と呼ばれる器官があって、
水の中を伝わってくる音の揺れで
音を感じているのだそうです。

体の左右にある側線という器官でも
音を感じているそうです。

そして、そのお魚の中で一番発達しているのが
においをかぎとる力、嗅覚。

「鼻があるなんて考えたことも
 なかったんですけれども」

餌を探すときは匂いで探すと
考えられているそうです。

お魚の鼻というのはどこにあるかと言いますと、
目の近くに前後に2つずつ
穴があいているんですけれども、
それがお鼻なのだそうです。

「なんかそういえば穴あいてるかも」

匂いが溶け込んだ水が一方の鼻の穴から入って
もう一方の鼻から出ていくようになっていて、
このときに鼻の中の神経が
においをかぎとるということです。

「なかなか面白かったです。
 今日はお魚の寿命と能力について
 お話ししました。」

<海の生物のなるほど -「魚の寿命」>

<魚の寿命はどれくらいですか?>

<魚の五感~NET de 水族館~>

[5/25] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はお魚の不思議についてお話ししています。
 以前、渡り鳥のお話をさせていただいたときに、
 渡り鳥は眠りながら飛ぶことができるんですよ
 というお話をしましたけれども、
 お魚はいったいどうなんでしょうか。」

渡り鳥が眠りながら飛ぶことができるなんて
かなり私は衝撃を受けたのですけれども、
お魚、みなさんのご想像どおりです。

お魚も泳ぎながら眠ることができます。

お魚は原始睡眠と言って、
体を休めるだけの睡眠をとるそうです。

では、1日どれぐらいの時間
眠っているのかと言いますと、
同じ海の中の生き物でも
クジラとかイルカというのは、
1日2時間ぐらいから5時間ぐらい
眠っているそうです。

そして、お魚の場合なのですけれども、
はっきりわからないそうです。

どうしてかと言いますと、
お魚にはまぶたがないので
眠っているときも目をつぶらないそうです。

だからパッと見ても寝ているのか
起きているのか確認が難しいそうです。

「まぁでも、確かに、確かにって思いますよね。
 その理由ね。」

また、お魚の中には泳ぎ続けていないと
生きていくことのできない種類というのもいます。

お魚も私たち人間と同じように呼吸をして
酸素を体内に取り込んで生きているのですけれども、
お魚は顔の後ろにあるえらのふたを
パクパク動かして水の中の酸素を取り込みます。

これがえら呼吸です。

「金魚なんかでね、よくパックパックパックパック
 えら動かしてますけれども、
 あれ、えら呼吸です。」

ところが、カツオですとかマグロなどは
えらをパクパク動かす力が弱くて
えら呼吸ができないそうです。

どうやって呼吸しているのかと言いますと、
海の中を勢いよく泳ぐことで口から
大量の海水を取り込みましてえらから出すことで
体の中に酸素を取り入れています。

なので、カツオとかマグロというのは
泳ぐのを止めてしまうと
呼吸ができなくなって死んでしまうのです。

カツオとマグロはお魚の中でも泳ぐスピードが
速いというイメージがありますけれども、
カツオは時速60kmぐらい。

「速いですよ」

マグロは80~90kmなのだそうです。

「相当速いですね。

 高速で泳ぎ続けていたら
 へとへとになりますよね、きっと。

 そこで彼らも夜にはゆっくり泳ぐなどして
 代謝を低くしてね、
 できる限り体を休めている状態を保って
 睡眠のかわりにしているんですって。

 こういう自然な生き物っていうのは
 ほんとよく考えられてますよね。」

<魚の睡眠>

<魚の呼吸について>

[5/24] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「私たちが住む日本は海に囲まれています。
 その海にはたくさんのお魚たちがいます。
 実はそんなお魚にはいろいろな不思議があります。
 そこで今週は、お魚の不思議のお話を
 したいと思います。」

まず、世界中にはどれぐらいのお魚が
いるのでしょうか。

現在いるお魚の種類は2万種類とも
3万種類とも言われています。

そのうち日本にいることがわかっているのは
3000種類以上だそうです。

「すごいですね」

お魚といえば古くから
日本の食生活に欠かせませんけれども、
実際に食べることのできるお魚の種類は
どのくらいかと言うと、
それもはっきりとわからないそうです。

「まぁ、そうでしょうね」

お魚は種類によって
深いところで生活するものもいれば、
浅いところで生活しているものもいます。

暮らしている場所で分けてみますと、
ハタとかアイナメというお魚のように
海岸の近くで生活しているお魚を
磯魚というふうに言うそうです。

陸地から遠く離れて生活しているお魚を沖魚。

「沖のほうの魚ですね、沖魚。」

そして、海の水面近くを泳いでいるお魚を浮魚。

「浮いているお魚と書いて浮魚って言うんですって」

カレイとかヒラメなどのように
浅い水底で住むお魚を底魚。

そして、深い海に住む魚のことを深海魚。

「これは耳なじみのある言葉ですね」

この深海魚ですけれども、
どこまで深い海底にいるのかというのは
まだはっきりしていないそうなのですけれども、
これまでの調査で少なくとも200mよりも
深いところに住む深海魚がいるということは
わかっているということです。

「なんかすごい大きなイカとか、
 なんかすごい怖い顔をしたサメとか
 とても深いところに住んでいるって
 聞いたことがあるんですよね。
 すごいですよね。
 海って深い。

 私水族館も好きっていうお話を
 したことあると思いますけれども、
 スキューバダイビングもするので
 海が大好きなんですね。

 水の中なんですけれども、
 まるで宇宙空間を漂っているようなね、
 宇宙行ったことないんですけれども(笑)、
 なんかこの浮いている空間みたいなのがすごく、
 何だろう、海の中で成立している
 世界観みたいなのがとても好きで、
 神秘的で、まだまだ見たことない世界、
 まだまだ知らない世界が広がっててね、
 惹かれるんですね。

 で、海の中で出会うお魚たちを見ても
 決しておいしそうだとか思わないわけですよ(笑)。
 なんか生き物として仲間意識が生まれるんですね。

 不思議とね、海の中に入るとそういう気持ちに
 なるんだなっていうふうに思います。」

<魚類(ウィキペディア)>

<魚はどこまで深く潜れるのですか?>

[5/21] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はコーヒーのお話をしています。
 コーヒーに関して日本が誇る発明品があります。
 今日はそのお話をします。」

これから夏に向けて
アイスコーヒーを飲まれるという方も
いらっしゃるかと思いますけれども、
実はコーヒーをアイスで飲むというのを
思いついたのは日本人なのだそうです。

日本にコーヒーが伝えられたのは
江戸時代のはじめ頃なのですけれども、
コーヒーが普及するようになったのは
明治時代になってからです。

そんな中アイスコーヒーは
大正時代から昭和初期に登場しまして、
「冷コー」などの名前で親しまれたということです。

「冷たいコーヒーのことで
 『冷コー』って言うんだって。」

そもそも外国ではコーヒーを
冷やして飲むという風習がなくて、
アイスコーヒーの存在が
世界的にも知られるようになったのは
ここ10年ぐらいだというふうに言われています。

ましてや冷やすだけではなくて
氷まで入れてしまうというのは
日本だけなのではないかというふうに
言われています。

このアイスコーヒーが
日本人によって生まれたものであるならば、
インスタントコーヒーも実は
日本人の発明なのだそうです。

1899年、明治32年、
シカゴ在住の化学者、カトウ・サトリ博士は
コーヒーを一度液化してから
粉末にするという実験に成功したそうです。

そしてその2年後、1901年に
ニューヨークで開催されたパン・アメリカン博覧会に
「ソリュブルコーヒー」という名前で出品したそうです。

「ソリュブル(soluble)」というのは英語で
「溶ける」とか「溶けやすい」とかの
意味なのですけれども、
それがインスタントコーヒーの
始まりだということです。

残念ながらこの当時カトウ博士が発明した
ソリュブルコーヒーですけれども、
その当時は商品化されなかったのだそうですけれども、
このカトウ博士がインスタントコーヒーの
生みの親でいらっしゃるというのは
もう間違いないということです。

そんなインスタントコーヒーが
日本に初めて登場したのは大正時代で、
アメリカから輸入されました。

当時は庶民には高嶺の花だったそうです。

国内での生産が本格的に開始されたのは
1960年代になってからです。

「なんか最近ですね、意外とね。」

それ以来おいしいコーヒーが
いつでもどこでも手軽に
飲めるようになりました。

「今週はコーヒーのお話をさせていただきました。

 朝のひとときにいれたてのコーヒーの
 香りって似合いますよね。

 今日も元気に頑張ろうかなっていう気分にね、
 させてもらえるっていうか、
 香りにそういう力があるんじゃないかな
 っていうふうに私はそう思ってます。

 コーヒーお好きな方、
 どうぞいいコーヒータイム、
 コーヒーブレイクをお過ごしください。」

<カフェの発祥・コーヒーの歴史>

<コーヒーの歴史~コーヒー雑学~>

[5/20] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はコーヒーのお話をしています。
 昨日は、現在商業的に栽培されているのは
 主にアラビカ種とロブスタ種とも呼ばれている
 カネフォラ種、そしてもう一つ、
 日本では幻のコーヒーだよと言われている
 リベリカ種という木もあるんですよ
 というようなお話もさせていただきました。
 今朝は私たちがよく耳にする
 コーヒーの豆についてお話しします。」

まずはモカ、モカです。

アラビカ種のコーヒー豆で、
産地はエチオピアやイエメンです。

実は、モカというのはイエメンにある都市の名前で、
モカの港からコーヒー豆が積み出されるところから
コーヒー豆にモカという名前をつけたのだそうです。

同じモカでもエチオピア・ハラー地区でとれる
コーヒー豆をモカ・ハラーと言って、
イエメンでとれるコーヒー豆を
モカ・マタリと呼びます。

「モカ・マタリって聞いたことがありますね。
 イエメンでとれるモカのことを言うんですね。」

独特の香りとまろやかな酸味と
コクがあるのが特徴です。

続いて、ブルーマウンテン。

「よく耳にしますね」

こちらはアラビカ種の原種に近い品種の
ティピカ種という種類のとても栽培が難しい
品種のコーヒー豆なのだそうです。

「よく耳にするコーヒーのね、豆ですけれども、
 もしかしたら希少価値が
 高いのかもしれないですね。」

産地はジャマイカ・ブルーマウンテン地区。

酸味、甘みとすべての調和がとれて
風味、香りが優れているコーヒー豆です。

コロンビア。

これは南米コロンビア産のコーヒー豆。

甘い香りとやわらかな酸味とまろやかなコクが特徴。

そして、グアテマラ。

ラテンアメリカ・グアテマラ産のコーヒー豆。

甘い香り、上品な酸味や風味が特徴です。

あとは、カロシ、そしてトラジャ。

これはインドネシア・スラウェシ島でとれる
アラビカ種のコーヒー豆。

カロシというのもトラジャというのも
産地の名前だということです。

切れのよい上品な苦みと甘みが
特徴のコーヒーです。

そしてそして、キリマンジャロ。

「これもよく耳にしますね」

アフリカ・タンザニア産の
アラビカ種のコーヒー豆です。

豊かな酸味と甘い香り、
上品な味わいがあるのが特徴だということです。

「今日はよく耳にするね、コーヒー豆について
 お話ししましたけれども、
 今日お話ししたコーヒー豆
 全部でコーヒー入れてみて
 1回飲み比べてみたいですよね。

 『あっ、キリマンジャロってこういう味なんだ』、
 『トラジャってこういう味なんだ』、
 『グアテマラってこういう味なんだ』なんて言って
 なんか利きコーヒーみたいなのを
 やってみたいとかってすごく思うんですけれども。」

<コーヒー豆の種類>

<コーヒー豆知識>

[5/19] 『鈴木杏樹のいってらっしゃい』

「今週はコーヒーのお話をしています。
 コーヒーはコーヒーベルトと呼ばれる地域の
 およそ60もの国で生産されています。
 今朝はそんなコーヒーの
 木の種類についてお話しします。」

コーヒーの木には多くの種類がありますが、
現在商業的に栽培されているのは
主にアラビカ種という木と
カネフォラ種という木だそうです。

カネフォラ種はロブスタ種とも呼ばれています。

まずアラビカ種のほうですけれども、
世界の多くの国で生産されていて、
世界中のコーヒーのおよそ3分の2が
アラビカ種なのだそうです。

酸味と香りが特徴です。

現在のアフリカ・エチオピアが
原産地だと言われています。

ブラジル、コロンビア、モカ、
ガテマラなどがアラビカ種です。

標高が1000mから2000mという
高い土地で栽培され、
気象条件ですとか、病気や害虫の影響を
受けやすい品種なのだそうです。

デリケートで手間がかかるのですけれども、
他の品種には真似のできない豊かな風味や酸味が
世界中のコーヒーファンに愛されているという、
そんな種類の木です。

続いては、カネフォラ種。

こちらはアフリカのコンゴが原産地です。

こちらのカネフォラ種は低い土地でも栽培されて、
病気や害虫の影響を受けづらい品種なのだそうです。

さきほどのアラビカ種に比べて
値段も安いということで、
インスタントコーヒーですとか缶コーヒー、
リキッドタイプのアイスコーヒー、
あとは水出しコーヒーバッグなどにも
よく使用されているということです。

ただ、そのカネフォラ種というのは
ストレートでいただくとけっこう
刺激的な苦みが強烈なのだそうで、
アラビカ種とブレンドされて
使われることが多いのだそうです。

現在、先ほどもお話ししましたとおり、
主に商業的に栽培されているのは
アラビカ種とカネフォラ種というふうに
お話ししましたけれども、
一般的ではないですけれども
他にもリベリカ種というものがありまして、
このリベリカ種という木は西アフリカが原産の品種で、
アフリカのごく一部の地域でしか栽培されなくて、
栽培されてもその地域の中で消費されてしまいます。

「世界中に出回らない、
 日本ではまず飲む機会がない
 と言ってもいいほどの
 幻のコーヒーなんだそうです。

 実際に現地でね、
 飲んだことある方に感想を伺いますと、
 『苦みが強いけれども間違いなくおいしい』
 という感想を述べられたと。

 どんなコーヒーだろう。
 気になりますけれども。」

<コーヒーの木>